2011/02/28

So let freedom ring!

How are you today?
Let's start with the quiz.

Quiz: Who said this?

"...And so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream.
It is a dream deeply rooted in the American dream.
I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed:
"We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal."

A: John F. Kennedy
B: Barak Obama
C: Abraham Lincoln
D: Martin Luther King

Answer: You'll find out soon...

【英単語】

●rise up=立ち上がる

●live out=〔夢・理想などを〕実現する、かなえる

●creed=信念、モットー

●self-evident=自明(理である)、分かり切った

【コメント】

人類の普遍的なテーマ「自由」のために命をかけて信念を貫いた、
Martin Luther King牧師のスピーチの最後の部分を今日はセレクトしてみました。
語り継がれるスピーチには意図してか、自然にそうなるのか言葉の流れに絶妙なリズム感があります。

例えばこのスピーチでは音声を聞く時"Now is the time."という言葉に注目してみてください。
この魂を揺さぶるようなリズム感は英文を読んだだけでは全然伝わってきません。
これは何度も聞いて、音読ををすることにより体感できると思います。

キング牧師がこのスピーチを行ったのは34歳のときです。(1963年)
この5年後に残念ながら暗殺によりこの世を去ることになってしまいました。
あまりにも早すぎる死でしたが、彼のこのスピーチは今でも色あせることなく、
多くの人に勇気を与え続けています。








■無料でダウンロードできるスピーチのオーディオファイル
http://www.archive.org/details/MLKDream
*私は今朝ここからファイルをダウンロードして、ウォークマンに入れ、満員電車の中で5回くらいは聞くことができました。


【最後の部分スピーチ】

“...And so let freedom ring from the prodigious hilltops of New Hampshire.
Let freedom ring from the mighty mountains of New York.
Let freedom ring from the heightening Alleghenies of Pennsylvania.
Let freedom ring from the snowcapped Rockies of Colorado.
Let freedom ring from the curvaceous slopes of California.

But not only that:
Let freedom ring from Stone Mountain of Georgia.
Let freedom ring from Lookout Mountain of Tennessee.
Let freedom ring from every hill and molehill of Mississippi.
From every mountainside, let freedom ring.

And when this happens, when we allow freedom ring, when we let it ring from every village and every hamlet, from every state and every city, we will be able to speed up that day when all of God's children, black men and white men, Jews and Gentiles, Protestants and Catholics, will be able to join hands and sing in the words of the old Negro spiritual:
Free at last! Free at last!
Thank God Almighty, we are free at last!"

●prodigious=驚異的な、不思議な、並外れた、途方もない、とんでもない

●hilltop=丘の頂上

●mighty=力強い、巨大な

●heightening=高まり

●Alleghenies of Pennsylvania=アレゲーニー山脈
◆米国ペンシルベニア州北部からバージニア州南西部にかかる全長約805km、最大高1483mの山脈

●curvaceous slopes=曲線が美しい坂

●lookout=展望

●molehill=モグラ塚

●mountainside=山腹

●hamlet=(小)村、小村落、部落

●Gentile=〔ユダヤ人にとっての〕キリスト教徒、異邦人

●Negro Spiritual=黒人霊歌

【この部分だけの訳】

ニューハンプシャーの山々の偉大ないただきから自由の鐘を鳴らそう。
ニューヨークの悠々しき山々からも、ペンシルヴァニアにそそり立つアレゲニーの山からも、自由の鐘を鳴らそう。
雪を頂くコロラドのロッキー山脈からも、カリフォルニアのなだらかな山々からも、自由を鳴り響かせるのだ。

それだけではない。
ジョージアのストーンマウンテンからも、テネシーのルックアウトマウンテンからも、
ミシシッピーのすべての丘やほんの小さな塚からも、「すべての山々から、自由の鐘を鳴らす」のだ。

そうすれば、私達が自由を鳴り響かせば、すべての村、すべての集落から、すべての州、すべての町から、自由の鐘を鳴らせば、すべての神の民が、黒人も白人も、ユダヤ人も、非ユダヤ人も、プロテスタントもカトリックも、すべての人々が手に手を取ってあの古い黒人霊歌を共に歌える日がより早くやって来るのだ。

「やっと、やっと自由になれた。全能の神に感謝しよう。やっと自由になれたことを」と歌える日が。

※このスピーチは日本語訳を読んでも、きっと伝えたいことの10%も伝わっていないと思います。
ぜひお時間のあるとき、ビデオをご覧になってください。 

【スピーチ日本語訳】

Source: http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/2431/mlk.html
私には夢がある」

I Have a Dream
1963年8月28日にワシントンDCのリンカーン記念公園で行われた
「ワシントン大行進」でのスピーチ
私は同胞達に伝えたい。

今日の、そして明日の困難に直面してはいても、私にはなお夢がある。
それはアメリカン・ドリームに深く根ざした夢なのだ。
つまり将来、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等である」というこの国の信条を真実にする日が来るという夢なのだ。

私には夢がある。

ジョージアの赤色の丘の上で、かつての奴隷の子孫とかつての奴隷を所有した者の
子孫が同胞として同じテーブルにつく日が来るという夢が。

私には夢がある。

今、差別と抑圧の熱がうずまくミシシッピー州でさえ、自由と正義のオアシスに生まれ変わり得る日が来るという夢が。
私には夢がある。

私の四人の小さい子ども達が、肌の色ではなく内なる人格で評価される国に住める日がいつか来るという夢が。

私には今夢がある!

人種差別主義者や州知事が連邦政府の干渉排除主義を唱え、連邦法の実施を拒否しているアラバマ州にさえ、将来いつか、幼い黒人の子ども達が幼い白人の子ども達と手に手を取って兄弟姉妹となり得る日が来る夢が。

私には今夢がある!

いつの日にかすべての谷は隆起し、丘や山は低地となる。
荒地は平らになり、歪んだ地もまっすぐになる日が来ると。
「そして神の栄光が現れ、すべての人々が共にその栄光を見るだろう。」
これが私達の希望なのだ。この信仰をもって私は南部へ戻って行く。

この信仰をもってこそ絶望の山からも希望の石を切り出すことが出来るのだ。
この信仰をもってこそ私達は祖国にうずまく不協和音を人類愛のすばらしい交響曲に昇華することが出来るのだ。

この信仰をもってこそ、自由がいつか来るのだということを信じながら、私達は共に働き、共に祈り、共に苦しみ、共に投獄され、共に自由のために立ちあがることが出来るのだ。

そしてその日が来れば、その日が来れば神の民はみなおしなべて、新しい意味をこめて歌えるのだ。

「我が祖国よ、美しい自由の国をたたえ私は歌う。父が骨を埋めた国、開拓者の誇りとする国。
すべての山々から、自由よ鳴り響け」と。

真にアメリカが偉大な国となるためには、これが実現しなければならない。

ニューハンプシャーの山々の偉大ないただきから自由の鐘を鳴らそう。
ニューヨークの悠々しき山々からも、ペンシルヴァニアにそそり立つアレゲニーの山からも、自由の鐘を鳴らそう。

雪を頂くコロラドのロッキー山脈からも、カリフォルニアのなだらかな山々からも、自由を鳴り響かせるのだ。

それだけではない。
ジョージアのストーンマウンテンからも、テネシーのルックアウトマウンテンからも、ミシシッピーのすべての丘やほんの小さな塚からも、「すべての山々から、自由の鐘を鳴らす」のだ。

そうすれば、私達が自由を鳴り響かせば、すべての村、すべての集落から、すべての州、すべての町から、自由の鐘を鳴らせば、すべての神の民が、黒人も白人も、ユダヤ人も、非ユダヤ人も、プロテスタントもカトリックも、すべての人々が手に手を取ってあの古い黒人霊歌を共に歌える日がより早くやって来るのだ。

「やっと、やっと自由になれた。全能の神に感謝しよう。やっと自由になれたことを」と歌える日が。

【マルティン・ルーサー・キングJr.略歴】

1929年1月15日、米国南部のジョージア州アトランタに、バプテスト教会牧師マイケル・ルーサー・キングとアルバータ夫人の長男として生まれる。

黒人専門のモアハウス大学卒業後、ペンシルヴァニア州チェスターのクローザー神学校、
ボストン大学、ハーバード大学で神学と哲学を学ぶ。

1947年に牧師任職。1954年9月にアラバマ州モントゴメリー市のデクスター街バプテスト教会牧師に就任。

その前年にボストン在学中知り合ったアラバマ出身の黒人女性コレッタ・スコットと結婚。

1955年、バスの白人専用席を譲ることを拒否した黒人女性が市条例違反で逮捕されたことから、
黒人婦人グループがバス・ボイコット運動を開始。

「モントゴメリー改善協会」が組織され、キングは会長として指導にあたる。

1957年、インドのネール首相の招きでインドを訪問し、インド独立を達成したガンジーの非暴力抵抗主義を学ぶ。

1960年、食堂やバスでの差別撤廃を求める運動が南部各地に広がり、キングは「南部キリスト教指導者協議会」を結成し、議長に就任。

キリスト教信仰に基づく非暴力主義の人種差別撤廃運動を推進。

1963年に、25万人の公民権運動支持者によるワシントン大行進。

1964年に、公共施設や就職関係の差別撤廃をねらう「公民権法」が成立。

1966年に、選挙権行使上の差別をなくす「投票権法」が成立。

1968年4月4日、テネシー州メンフィスで暗殺される。39歳。

【非常にリズミカルなスピーチの箇所例】

"Now is the time to make real the promises of democracy.
Now is the time to rise from the dark and desolate valley of segregation to the sunlit path of racial justice.
Now is the time to lift our nation from the quicksands of racial injustice to the solid rock of brotherhood.
Now is the time to make justice a reality for all of God's children...."


Now is the time to have a dream!

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