2015/10/12

My solo trip to France

I made a solo trip to France from Oct.2 to Oct.8, 2015.
I spent 3 nights in Paris, 1 night in Roussillon and 1 night in Avignon located in the region called Provence in the South of France.

Why did I travel to France alone?

If you are traveling alone, you will be more aware of what's happening around you and your senses will wake up to the maximum level to survive, and your consciousness will get sharper and clearer. And you will have more chances to interact with local people. That's the essence and beauty of traveling alone.
Why France? Somehow, I have been attracted by many things from France, such as art, music, design, food, etc. since I was a little kid.  I wanted to unlock the secret of why France is so appealing to not only myself but also to so many people around the world.

It took many months of careful preparation and planning to make this trip come true.
I'm not young anymore (I am going to be 50 next year) and I really wanted to explore the places of my particular choices before I get too old to travel abroad by myself.
In this trip, there were two main purposes.

1) To get inspired by walking  around the beautiful "Red Village" named Roussillon. I was somehow strongly attracted by the vivid colors of this particular village. No logical reasons to explain.  I felt like I was somehow invited by this small village and I had to go when I saw the picture in a guide book.
Here are some photos I took in Roussillon.















2) To have "La Geode" experience. La Geode is the world's largest Geodesic Dome-shaped Movie Theater in Paris. I have been obsessed by the design and concept of Geodesic Dome for more than 10 years. Geodesic Dome was originally created by an American design scientist named Buckminster Fuller with the idea of  "Do more with less". There are many applications for this dome but for me, it was new and amazing to apply it to a movie theater.
What I was concerned most was how this particular structure affects human consciousness. Also, I wanted to know how it sounds like in a dome and how real it can be when playing a movie in this type of big Geodesic Dome.












Well, my honest impression about La Geode is yes, it was the best movie experience I've ever had. It was worth visiting.
However, nothing really affected my consciousness. It was still "artificial" as I was able to see vague triangle shaped "grid" behind the screen.  It looked  so real but whenever I noticed the grid, I had to make sure that "this is not real. This is a well made illusion."

Maybe that was a symbolic experience for me to say good bye to my old values which was programmed by the environment I grew up. (family, religions, schools, workplaces, etc) I have vaguely noticed the "grid" or well made illusions of this reality, and it's time for me to go beyond the grid.
I've noticed some of the people I've met in France have deep insights about life and what I liked and respect most about France is its people.
People here are different in a wonderful way.
They value freedom of choices and they show it through their actions.
They are not afraid.

I must say, how I live and think will change dramatically due to the experiences I've had in France. I will share some of the insights I've observed and learned through this trip in this blog in time.


2015/03/01

日本のグローバル化のために必要なこと

ある外国人研究者から最近以下の苦情メールが届いた。


【日本での勤務時間について】
"Even though working contracts state roughly Monday to Friday 8 am to 6 pm, workers here are expected to work Monday to Saturday from 8 am to 1am which is inhumane in my opinion...."


私は本当に全くそのとおり、inhumane、だと同感だった。 
Inhumaneとは lacking humanity, kindness, compassionということだ。  
日本では契約書はあってないようなもので、実際の職場では正社員ともなればこの研究者のごとく月曜日から土曜日の朝8時から翌日午前1時まで働くのは「模範的な」社員、あるいは研究員だとみなされる。
日本の官公庁では午前3時までも働き続け、タクシーで帰宅することもよくあるという。 
こんなことを続けていたら誰だって体と心が病むのではないのか?
日本はこのまま優秀な人々を「過労死」させるシステムを続けるつもりなのだろうか。  
我々はロボットではないのだからもっと人間として最高の成果ができる職場環境作りをしてほしいものだと思う。  


【職場のコミュニケーションについて】
"International staff are not integrated in to group life. Group Meetings are held in Japanese for example, and I am continuously asked to correct the English of manuscripts with no reward...."


この日本人の「仲間外れ」とか「村八分」とかする風潮はいいかげん、もっと大人になって止めてほしいと思う。 
この研究者は自分の日本での研究はできるだけすぐに終わらせて米国か英国に引っ越して研究するとのことで、もし自分が日本での研究についてどうかと人に聞かれたら"I will advise them to keep away", つまり、日本には近づくなとアドバイスすると締めくくってあった。
悲しい現状報告であった。 
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またつい最近ナイジェリア、オーストラリア、ハンガリー、フランス、インド、タイの超優秀な6人の外国人研究者とディスカッションをする機会に恵まれた。
そこで話し合われた内容についての抜粋は以下のとおり。  


★ナイジェリアの研究者
-日本では時間に対しての柔軟性が欲しい。
成果を出すのが目的であって、遅くまで仕事をするのが目的ではない。
Result matters!
私は私の時間で成果を出す。この点は日本で何と言われようと妥協できない。


-日本人は本当に良く知りあうまで自分を出さない。
しかし良く知りあうとかなり知っていることが多く、日本人の友人は20代で私より年下だったが、彼女のほうが人生について私より多くを知っていることを知ったときには驚いた。 
 


★オーストラリアの研究者
-なぜこんな先進国でPaper workがこんなに多いのか。
コピーをしなければいけないいものが多すぎてびっくりしている。


★インドの研究者
-日本では日本語を習うことを期待されているのかもしれないが、それは研究で時間もないし、これはできない。驚いたのは郵便局で銀行口座を開こうとしたら、本人が名前を日本語(カタカナ)で書いてくれと言われ、「もういいです」といって別の銀行で口座を開いた。
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このような外国人研究者達の存在そのものが日本社会に疑問を投げかけ、グローバル化を促進してくれていることは確かであると私は思う。 
ただ、それ以上に日本社会の内側から変革するエネルギーがものすごく必要であると思う。
このブログを読んでくれている人たちがそういう変革をしていく力を持った人たちだと強く思う。 










 
 


 

2015/02/07

Job Interview

日本の職場環境とは全く違う自由でオープンなグローバル職場環境で働いてみたいと思うあなたへの参考になれば幸いです。


It's time to open the new door!


私の場合は子供たちが成人し、これからやっと思う存分働けると思ったタイミングにはもう50近い年齢になってしまいました。
日本の常識では年齢を考えると派遣かパートタイムの仕事を探すでしょう。 
外資系転職専門のコンサルタントにはこれから正社員を目指すなら、ハローワークで職種にこだわらず日本の会社を探すほうが可能性があると言われました。 


日本で生きていく以上、これが現実なのかとがっかりしますよね。 
でもNever give up!
英語は必ずあなたを助けてくれるし、無限の可能性を与えてくれます。  
私は英語が好きな理由は何かと聞かれたら、やはりそれは人間を自由にする大きな力を秘めているからです。 


先日、今をときめく外資系企業にて自分にぴったりのポジションへの採用が決まりました。 
夢のようです。
私はここなら、心から求めていたRight teamと素晴らしく感動的な仕事ができる素敵な予感がしています。
年齢のせいであきらめかけていた夢が英語のおかげでよみがえり、英語により活力を得て、これから本格的に世界に羽ばたこうとしています。 
英語というのは年を経るに従って持続していけば衰えることなくますます上達していきます。
これがまた魅力といえるでしょう。 
仕事を通してやり続けていくことによって、確実にそのレベルは向上します。 
仕事で使うというのがやはり一番効果的だと思います。 


私のDream job取得までの過程は以下のとおりです。 
 
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こんな会社で働いてみたい!

と以下あこがれのグローバル企業で働く現従業員の率直な感想を読んで強く思った。


Company review (Current Employee), USApril 10, 2014

Great multi-cultruial company to work for.
No day is the same working for this company.
Have learned to many different new things about so many different cultures while working for this company and have gotten a chance to travel places I would never have otherwise.



現在も急成長中で世界中60以上の国に150以上のオフィスがあるヨーロッパ系外資系企業でのカスタマーサービス部門の正社員のポジションに一目惚れし、直接そこのウェブサイトからPDF版英文CVとCover Letterを送信して応募した。


 


カバーレターもウェブリサーチを駆使して効果的なものをお手本にし、言葉を吟味し、自分なりに編集しなおし自分らしさも出した。
"I believe the skill to understand human emotion is very important factor to solve any problems."と
いったように。 


  
10日後、採用担当者から昼過ぎごろ突然電話がかかってきた。 
携帯電話の表示を見ると「上海」と出ている。
ちょうど外出中だったので、声が聞きづらかったが、電話をかけてきたのは大変感じのいい中国人の女性だった。
彼女はこれから電話で簡単にインタビューしたいが、時間は大丈夫でしょうかと丁寧かつフレンドリーに中国語のアクセントのある英語で言った。 
少し静かな場所に移動したいので、10分後でもいいですかと言うと、もちろんですということで10分後ちょうどに電話をしてくれた。 
ポジションの仕事内容についての確認、採用後の5週間のトレーニングに参加できるかのスケジュールの確認、そしてなぜ当社を選んだのかという理由を聞かれた。
私は「Because your company value high standards of integrity.」と答えた。
それはそのとおり、募集要項に書いてあったことだった。  
この会社はまた、International, open, innovative, performance-orientedという環境(日本の大半の会社や組織とは見事に逆)は本当に魅力的だしそれこそ自分が心から望んでいた職場環境だったのでそのことも伝えた。  
その他、「当社のサービスを利用したことはあるかどうか」など電話でのインタビューは15分くらいだっただろうか。
採用担当者もとてもオープンでフレンドリーな感じで、大変気持ちよく電話で話すことができた。






2日後に、同じ上海オフィスのリクルーターから電話があった。
どうやら電話インタビューはうまくいったらしく、次のグループでのInterview の日程の都合を聞かれた。火曜日か金曜日どちらがいいかと言われ、金曜日にしてもらった。 
それまでになるべく会社の情報を集め、どのようにJob Interviewに答えるべきか準備したいと思ったからである。


電話の後その担当者はすぐに次のインタビューについてのInvitation mail を送ってくれた。
それには候補者にはランダムに履歴書についての照会チェックをしていますとあった。
そしてインタビューはまずはグループで行われ、その中には会社についてのプレゼン、Motivationを含む英語のコミュニケーションスキルのチェック、PCによる英語テスト、日本人スタッフと日本語でのクレーム対処のロールプレイングテスト、最後に個人面接があるとあり、全部で3時間ほどかかるとあった。 




応募した企業は日本ではそれほど知名度がないかもしれないが、ヨーロッパでは知らない人はいないくらいの有名企業である。私はCEOのインタビューなどYou tube で見たりしてこの会社の哲学を理解したり、カスタマーサービス関連の英語での対応の仕方などウェブで資料を探したり、You tube でのビデオを見たりして英語でのスムーズな対応の仕方を必死に(無料で)学習した。
また、ここでのJob Interviewはどのように行われるかの本来なら機密情報もネット上で探そうとすればたいていどんな情報も見つかる。 
アメリカ人従業員や元従業員の投稿が他国に比べると圧倒的に多かったが流れはだいたいつかんだ。
   
本格的なJob Interviewに備え、限られた時間の中で、ウェブ上でのインタビュー情報を読んだり、You tubeでJob Interviewをキーワードに暇さえあるとそのビデオを見て、ノートに取り、どのように答えるべきかのイメージをつかもうと必死だった。 
Tell me about yourself という質問については何とも悩ましい質問だ。 
自己紹介的なもので何を答えたらいいのか、どれくらいコンパクトにすべきなのかスタンダードともいえる答えはだいたい以下のようなものだった。 
E(Education)
E(Employment)
S(Skills)
採用担当者はあなたの趣味とか週末にどんなことをするとか、家族構成とかそんなことを聞いているわけではなくて、あなたの教育、最近の仕事について、そのスキルが募集しているスキルとどうマッチするのかを聞いているのだ、というものだった。 
なるほど、そういうことかと思い、以上の3つにフォーカスし、インタビュー前日はふとんに入ってもどのように答えるか考え続け、興奮してなかなか寝付けなかった。 


インタビューの場所(東京オフィス)には1時間前に着くようにした。
場所は渋谷の中心にある高層ビルで外資系らしいオフィスだ。
眺めが素晴らしく、まるで外国に来た錯覚があった。 
ソファがあり、そこに座って15分前になるまで待って、他の候補者と共に中に入っていった。 
笑顔でドアを開けてくれたのは日本語が流暢な若い韓国人女性スタッフだった。 


2人採用担当者がいた。
1)アジア全体のチームリーダーらしき人
2)日本オフィスのチームリーダー
それは全く予想を裏切るJob Interview だった。
まずスーツを着ている人はオフィスには誰もいなかった。
誰もが普段着で、採用担当者の男性2人は見た目は20代後半か30代前半。
しかし、その2人の男性は見るからに気合いが入っており、部屋中に緊張感が漂っていた。
また本質を一瞬で見抜きそうな、鋭いけれどもキラキラした目をしていたのが印象的だった。


 
候補者は8人ほど来ていた。 
スーツケースで大阪からかけつけた候補者もいた。 
ニューヨークで10年くらい働いていてビザが切れたので帰国したばかりの女性もいた。
自己紹介でわかったことはシンガポールなど海外で数年働いた経験を持っている人が多かったことだ。 
びっくりしたのは日本語が流暢な韓国人男性の候補者もいたことだった。
みんなユニークでおもしろそうな人たちばかりだった。 
   


もちろん会社紹介を始め、全ては英語で行われた。 
採用担当者2人は開始時間になると表情が一気にやわらぎ、自己紹介をしてくれたのだが、これが本当にカジュアルだった。 
飾ったところは全くなく最近やったおもしろいこととか趣味とか子供は何人いるとかの話をされて私は完全に面食らってしまった。
彼らは「私たちが見たいのは普段の本当のあなたなので、ジャケットなど堅苦しければ脱いでリラックスしてください」と言われた。


ここで私は一気に戦略を変えて、とりつくろった真面目な一般的自己紹介バージョンをひっくりかえすことにした。
まずはユーモアを含めて私は13歳のときから英語に恋におち、それから楽しく英語を学び続け、ずっと英語で仕事を続けていますで始め、しめくくりは最近感動した映画ベイマックスの話をした。 
これは両担当者に受けて、ぼくもその映画見てみようとコメントしてくれた。 


やれやれ、本当に一般常識というものはあてにならない。 


その後、チャートと数字をつかったクイズ風の大変わかりやすいプレゼンをしてくれた。
この会社ではWe work hard but play harderということで、夏にはチームで豪華な国内パーティ旅行あり、冬には全員ヨーロッパの本社に招待され朝3時や4時まで世界中の仕事仲間と語り合うクレイジーパーティありとのことだった。
なんとランチも毎日無料で提供してくれるとのこと。 


10分の休憩後、オンラインの英語テスト。(30分くらい) 
マルティプルチョイスで基本的な文法問題がほとんどだが、たまにひねった問題もあり。 
ボキャブラリーの豊富さや、読解力を問うものもあった。 


その後日本人スタッフとクレーム処理のロールプレイング。
通された部屋がまるで、別世界のようなふわふあのソファがあり、そこで寝ることができるのではないかと思えるような休憩室だった。
オフィスの中にそんなホテルの一室のような雰囲気の部屋があって、まさか試験でそんなリラックスする部屋に通されるなんて新鮮な驚きだった。
日本人スタッフの女性もとてもフレンドリーで気さくで本当に心を開いて普通に普段どおりに自分ならどう対処するか、とても自然にロールプレイングをすることができた。
ざっくばらんに残業があるかなどの質問にも答えてくれた。 
残業については基本的になく、ボランティアで自らする場合はその分きちんと支払われるとのことだった。 


その後、アジア担当チームリーダーと英語での個別インタビューがあった。
その採用担当者は中国上海生まれで、シンガポールの大学を卒業しシンガポールオフィスに勤務しているとのことだった。
 
驚くのはそのリーダーシップと素晴らしい英語によるコミュニケーション能力。
彼の英語は大変わかりやすく、説得力があった。
また、仕事に対する真剣さや熱意が体中からにじみ出ていた。
そのダイナミックなグローバルリーダーに聞かれた質問やコメントは以下のとおり。
 
 


Why is your English so good?
Where did you learn it?
You're very very experienced.
Why this company?
Why are you going to leave the current work place?
What did you learn there?
How did you like working with Americans in NY?
What do your friend or family like about you?
What do your friend or family don't like about you?


何か私に質問はありませんかと聞かれて私が採用担当者にした質問 
What is the most challenging customer claim you've ever faced and how did you solve it?
彼の苦労話には感動した。
本当にいい人なのだ、と共感が生まれ、お互い尊敬の気持ちが生まれたのを感じた。 


それから3時間後くらいに上海の採用担当者から採用通知の連絡がメールであった。
大変効率的かつ素早い採用プロセスに感動した。 
彼らは実を取り、本音にしか興味がない。
無駄と思われることは何一つしないところが私としては本当に気持ちよかった。 
年齢も性別も国籍も関係ない。
責任をもって仕事ができる能力があるか、人間として信頼できる人物なのか、それこそが全てなのだ。 
感動的で本音で語り合えたJob Interview だった。