今や時間と資源の節約のため、ファクスの代用としてEメールにてPDFで書類を送る時代になり、ファイル添付をすることが格段に多くなりました。
大切な内容が入っているファイルが無視されないように「添付ファイルをご覧ください」という表現を英文メールでも付け加えることは重要なことです。
なんとかいい表現はないか。。。しょっちゅう使う表現だからこそバリエーションはないか。。
最初は昔ビジネスメールで使った覚えのあったシンプルなPlease find the file attachedを使っていたのですが、なんだかぶっきらぼうな印象を与えないかと思うようになったのは、アメリカ人なのに日本人以上にすこぶる丁寧な表現を使う元同僚と仕事をしてからです。
彼は各国の「偉い」人たちにレターを送る役割をしていたから、外交英語とでもいうべき、非常に丁寧な表現が得意でした。
例えば以下の表現。
★Kindly find attached a letter from Director xxxxxx seeking your availability and interest to participate in the forthcoming xxxxxx event.
彼はさらに偉い人にレターを送るときにはPlease kindly find attached....と"Please"も付けていました。
ここまで丁寧だともらった相手も気持ちがいいでしょうね。 まあでも、ここまでやると本当に外交的だと思います。
★Please find attached the informatin you requested.
この表現はカナダの担当者から来たもの。メールに5つほどファイルが添付してありました。
確かにこちらが送ってくださいとお願いした書類でした。シンプルで使いやすい表現ですね。
★Attached are the completed application form along with my PhD certificate.
これはアメリカ人申請者のメールに書かれていたもの。
先日はドイツ人女性担当者とのやりとりをしていたのですが、この方の使う英語表現は本当にオーバーなくらい丁寧なので、Kindly find attached a file which contains a letter of xxxx. のように返答しました。
しょっちゅうコンタクトのあるアメリカ人男性担当者とのやりとりでは、自然とPlease find the file attachedという表現を選んでしまいます。それはアメリカではしょっちゅうそういう表現が使われていたのを覚えているから無意識にそちらを選ぶのでしょう。それにやりとりの頻度が多いと形式ばった表現はかえって不自然な感じがするのです。
ただ他国の英語が母国語でない国々の方々は非常に丁寧な表現を使う場合が多いようなので、それにあわせて表現を変えることにしました。
今のところお気に入りの表現は、PDFでいろんな書類を一つのファイルにまとめて送ることがよくあるので、Kindly find attached the file containing a letter of xxxx, the list of xxxxx and xxxx. といったところです。
他にもいろいろ表現があるかと思いますが、とりあえず現在英語を毎日使う職場で目にする表現をご紹介してみました。
おまけ:職場以外の日常的なメールで使われていた表現(アメリカ人による保護者会用メール)より抜粋。
Please see attached for an updated list of recommended summer reading books for
our students.
この表現のほうがわかりやすいといえばわかりやすいし、堅苦しさがないですよね。
友人とか家族に送るときはやはりfindよりはseeを自然に選びますね。それにPleaseはぬいちゃってSee attached for photos of my daughters. 皆様も上手に表現を使い分けて、大事な添付ファイルを忘れずに見てもらいましょう。
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