本日の英訳のトピックは読者の方のご質問に対応するものです。
■根回しの対極である「運命を懸けてのるかそるかの勝負をする」ガチンコ=八百長でない→事前調整・根回しがない→その正式の場でのやりとりだけで勝負をどう表現する???というものです。
英訳をするにはその背景を考えないで、そのままさっと訳すと本当にとんちんかんな英訳になることがほとんどです。
なので、訳をするには相当の考える力とか感性を要すると言えると思います。
なので、ここでちょっと想像力を働かせて"考える人”になってみます。
さて、世の中のことを知れば知るほど、根回しなしの真剣勝負の話し合いなどそもそも存在するのだろうかという疑問が出てきます。
乾坤一擲(けんこんいってき= 運命をかけて大勝負をすること)、みたいな迫力を持たせるとというような場面とは。。
私は映画The MatrixのNeoがAgent Smithと意思の力ですさまじく戦う場面が浮かんできました。
概してこういった根回しなしの真剣勝負というのはChallenging Authority (権力に対してチャレンジすること)の場合がほとんどではないかと思います。
例えば
①人類の存続を危うくしている嘘つきで強欲の個人や組織、会社の真実を直接取材などして暴きたい場合。
そもそもこういう相手は話し合いさえしようとしないので、根回しのしようがないですよね。
しかも相手はお金と権力をもっている場合が多いので、たいていの場合はたちうちできません。
それでも実際命をかけて、また知恵を絞ってチームを組んで、そういう根回しなしの真剣勝負をしてドキュメンタリーフィルムやActuality TV(やらせのリアリティ・テレビ番組とは別物の実情を報道する番組)として無料でネットで公開したり、その体験を本にしたりして、世の中に訴えている人たちも実在します。
こういうこともインターネットと英語の普及によって、地球レベルで多くの人に知られるようになり、運命の振り子は果たしてはどちらにふれるかという映画よりエキサイティングな時代に今私たちは生きているのではと思います。
映画のたとえで言えば、Neoのような生き方を選ぶか、Agent Smithの言うこと聞いて虚構の現実をそのまま受け入れるかでRealityが変わるかもという意味ですが。。すみません、話がそれました。
あと極端ですが、
②恋人や愛する人をふいに奪われた場合
ちょっとこれぐらいしか思いつかなくてすみません。
しかし最低でもこの2つの場合は「ガチンコ」しかないですよね。
ではそんな場合を想定してどのようにこのガチンコの表現を使うかですが、
①の場合だったら、
■I'll risk my life to make it a clean game. (私は命をかけて正々堂々と戦う)
■I demand a direct face-to-face meeting with Mr. Smith.
(私はMr.Smithとの直接の面と向かっての話し合いを要求する)
I won't take "no" for an answer.
(ノーとは言わせないぞ。)
とかいう表現が浮かんできました。
②の場合だったら、
■Go ahead. Make my day! と叫んで即決闘
(やれるものならやってみろ。望むところだ!→アメリカ西部劇クリント=イーストウッドの名セリフより)
ですかね???
こんな感じでご質問の主旨にあっていたでしょうか?
全く違っていたりして。。(笑)
A lunatic woman, 山本でした。:)
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